Evaluation

新学期を前に、新しく幼稚園に子供を通わせる方などから、娘たちが通ったことのある幼稚園について、色々と尋ねられることが続いています。「他者に説明する」ということは、自分の中で何かしらの評価を明確にすることに他なりませんので、自然と評価軸を作って、娘たちの幼稚園ライフを振り返ることになります。

先生たちのケア、食事、衛生度、園庭の大きさ、行事、言語環境、日本人の数・・・・様々なポイントから園の環境を評価しながら、ふと思い至ります。

「で、結局、子供達の状態はどうなのよ?」と。

子供達と接していると「きゃー、こんな子に育ってほしい♪」なんて、ドキドキしちゃうようなお兄ちゃん、お姉ちゃんに出会うことがあります。一方、小さな子をいたぶることでストレスを発散しているような、何か危うい闇の部分を感じる子だっているのも、残念ながら事実です。

この点に至ると、いわゆるサービスやインフラとしての「園の環境の良さ」との関連性が見られないように思えるのが興味深いです。同時に親や家庭の重要さを改めて思います。

幼稚園選びなんて、基本的な安全・衛生・愛情が確保されている場所なら、それ以上は親の自己満足の領域なのかもしれません。