「ごぶごぶごぼごぼ」

ごぶごぶ ごぼごぼ (0.1.2.えほん)

ごぶごぶ ごぼごぼ (0.1.2.えほん)

放っておくと、ただ漫然と、読んでは忘れて行きそうなので、子供の絵本も書評など書くことにしました。

「ごぶごぶごぼごぼ」は擬音語のタイトルどおり、最初から最後まで、「ぷぷぷ」とか「さわさわさわ」とか、出てくる文字は不思議な擬音語だけ。これに色とりどりの泡のような形が大きくなったり、小さくなったりしながら現れる。時々、泡の形がそのまま穴になっていたりして、赤ちゃんが思わず指を差し込んでしまうニクイ作りになっている。
言語以前の0歳児が音や色を感じて楽しめる本なので、読んでやると8ヶ月の娘も一緒に「アッ」、「キャッ」と声を出して喜んでいる。

一方、大人にとっては、「ぷぷぷ」や「どっぱーん」という音のみで構成された本なんてつまらないのではないかと考えてしまいそうになるが、実は、この意味不明な言葉を音読していると、妙に癒された気持ちになっちゃうのは何故でしょう。