びっくりな出来事

今日は朝から娘を病院に連れて行きました。

もともと敏感肌ではありましたが、冬になってからというもの空気の乾燥のせいか、肌トラブル続出で困っていたのです。自分で見つけた皮膚科の対応が非常におざなりでしたので、今回は掛かりつけの小児科で勧められた病院へ行ってみることにしたのでした。プライベート保険のみの対応なので、ゆっくりとアドバイスも聞かせてもらえるかなと期待して。。。


近所なので、バギーを押しながら歩いて病院に向い、受付で新患用のフォームに必要情報を記入していると、診察室から赤ちゃんを連れた女性が出てきました。なんだか雰囲気が変です。そして、受付にやって来るなり、英語で、
「先生が突然、私のカルテを目の前で破り捨てたので、『何なんです、それ?私を侮辱しているの?』と聞いたら、『そうよ、侮辱しているのよ。早くこの部屋から出て行きなさい。』と言われたんですけど、これ、どういうことなんでしょうか。」と、詰め寄りました。


受付の女性もびっくりして、彼女を連れて、病室に戻って行きました。



私はと言うと、待合室で待つように言われて移動。でも、診察室の中から何やら口論しているらしき声が聞こえて、とても動揺してました。子育てオンリーの平和な毎日ですので、これしきの事で、もうドキドキ。
誰も日本語が分かる人がいないのをいい事に娘に「はるちゃーん、どうしよ〜、こわいところに来ちゃったよ〜」と話しかけて気を紛らわせていたのですが、急に例の赤ちゃん連れの女性が部屋から出てきて、「あなた、先生に何言われても、申し訳ないなんて思っちゃだめよ。あの人、最悪だから!」と私に言って去って行きました。


そこへ、どうやら先生も診察室から出てきたようで、玄関あたりで、また口論が聞こえてきます。ゴニョ、ゴニョ言ってるので、よく聞き取れませんでしたが、どうやら先生は患者さんの説明の仕方が気に入らなかったようでした。そして、「ここから出ていきなさい!」と先生の声が聞こえたかと思うと、バタンと扉の閉まる音が。。。。



「あちゃーーー」。待合室には私の他にあと一人。自分達の番はもうすぐです。こんな騒動の一部始終を見られた後に、先生はどんな顔で診察するんだろう。。。と思っていたら、受付の女性がやってきて、「申し訳ないんですけど、先生が急遽、自宅に帰られるので、診察時間を再度設定して貰えませんか?」と声を掛けられました。
もちろん、「NO」。受診自体キャンセルして帰りました。どんな理由があったにせよ、患者さんに、しかも言葉も含め、何かとハンデのある外国人に、そんな態度を取ってしまうような人は、しょーもない医者に決まってますから。



すっかり興ざめな気分で病院を出たら、ビルのエントランス部分で、先ほどの女性が泣いてました。すっかり動揺した様子でしたので、少し落ち着けるように、話でも聞いてあげたかったのですが、声を詰まらせながら、誰かと携帯で電話していたので、「元気出して。。。」と肩だけ叩いて出てきました。



病院から出た直後は、激しいやり取りを目の当たりにして、驚きが心を占めていましたが、帰る道すがら、段々、腹が立ってきました。単に自分の子供を見てもらいに来ただけの彼女に、一体、医者をそこまで怒らせるだけの、どんなことが出来たと言うのでしょうか。深く傷ついたに違いありません。「やっぱり、ちゃんと声を掛けてあげるべきだ」と、思って、病院に引き返してみましたが、既に彼女は居なくなっていました。


それにしても、不愉快な日でした。結局、先生の顔を見ることはありませんでしたが、きっと、悪〜い、魔女みたいな女に違いありませんねー。さすがに、日本ではありえないですよ、こんなことは。


とりあえず、我が家は、皮膚科探しを続けねば。。。。。。