ずっと傍に

この頃、親のすることは何でも見てみたい長女。先日もお風呂掃除を傍で眺めているので、「いつか大人になって一人で暮らす様になったら、こんな風に自分でお掃除するんだよ」と何気なく話したところ、娘は驚いて「えっ、はるか、大人になったら一人で暮らすの?」と聞いてきました。4歳児には少々早過ぎたと反省しつつ、「ずっと一緒でも良いんだけど、大人になったらお父さん、お母さんと離れて遠くに行ってみたくなるかもしれないでしょ。そういう時は遠くにいってもいいんだよ」と補足しました。

それからと言うもの、ふとした瞬間に「お母さん、はるかね、大人になっても、ずっと一緒に居てあげるからね」と言ってきます。「お母さんが、お婆ちゃんになったら、はるかが働いて色んなもの、買ってあげるよ」

なんという孝行娘。「そりゃあ、ずっと傍にいてくれたら、楽しいだろうな。」なんて考えたりもします。

そんな「ずっと傍に居てあげるね」娘ですが、ここ2日ばかり、ありがたいことに親切な友人が私の勉強時間確保の足しにと、幼稚園にお迎えに行き、自宅に連れて帰って夕ご飯を食べさせてくれています。

昨日は元ご近所のドイツ人家庭。幼なじみのJanne君が一緒です。「Janne君のママがお迎えに行くからね」と朝、話すと「Yuppi!!(やったー!)」と叫び、私には、自分がJanneと十分遊んだと思うまで、決して迎えにくるなと言い残して登園して行きました。

今日は同じ幼稚園のお友達宅。今回も同様に、出来るだけ長く遊びたいから、すぐに迎えにくるなと告げ、随分長居をさせてもらったのに、「それでも足りなかった。泊まりたかった」とブーブー言いながら帰路に就きました。

そうして夜道を歩きながら、ふと見上げ、澄んだ空にたくさんの星を見つけて上機嫌になった娘が、またもや例の一言。

「お母さん、はるかはお母さんとずっと一緒に居てあげるからね♥」

思えば、この娘、大学の授業の関係でシッターさんに幼稚園に迎えに行って貰うことが続いた時も、私の心配をよそに大喜びして遊んでもらい、そのシッターさんが別の子を幼稚園に迎えに来た時など、「何故、私ではないのか」とほろほろと涙を流したという娘でした。母なんて振り返らずにとっと楽しい所に行ってしまう娘よ、母さんはその言葉、あまり信用していませんぞ。