欧州流休暇の取り方

直属のイギリス人上司が明日から二週間の休暇に入る。

私の抱えているプロジェクトの重要な部分はこの二週間で決めることになっているのに。

「今期の最優先事項だ!」と日頃言っているので、それなら進捗が気になるだろうし、個々の決断にも関わりたいだろうと気遣って、「休暇中もメールはccで送っておきますから、何かあったら連絡くださいね」と、話したところ。。。。

「え、、もしそうしたけりゃしても良いけど、僕メール見ないよ」とサラリと言う。

ほほう。。。そして更に、、、

「会社の携帯も休暇中は置いていくから。もちろんBlackberryも。個人携帯は持っていくけど、鳴らないように音消しているからでないよ。本当に生き死にに関わるような深刻な事態の場合は、携帯にメールで頂戴ね」だとさ。

完全無欠の休暇にすべく、超ガードが堅いのである。

なので、すかさず、「決断が必要な時の承認はどうしましょ?!」と呼び水質問を返してみたら、「プロジェクトマネージャーってのはリスクを最小限にするけど、プロジェクトリーダーはリスクを計算するんだ。」と、イギリス人らしく、どこやらのビジネストレーニングで出てきた様な、まどろっこしい事をいうので、「意味が分からない」と言うと「後で説明できれば、自分で決めていい」とのこと。

ふふふ、その言葉を待ってました!
やっほー、これから2週間、やりたい放題だわ♪好き勝手に進めちゃうぞぉー。

それにしても、欧州流の休暇の取り方って、プライベートの確保の仕方に見事な程の割り切りが見て取れます。私も今度やってみようっと(笑)