Bioな国


ある昼下がり、職場で「お腹が空いた」と騒いでいたら、菜食主義者の同僚が自分のおやつを分けてくれた。中身はカットされた生の人参とセロリ。味付けは無し。試しに食べてみたら、これが驚くほど美味しい!さすがは、ベジタリアン。餅は餅屋だ。ちゃんと美味しい野菜を知っている。


これまで通っていた近所の大型スーパーの野菜は鮮度も味も実はあまり満足していなかったので、この人参の出所を聞いてみると、Bioスーパーで売っているBio人参なのだとさ。Bio(ビオ)とはドイツではオーガニック製品のことを指す。


実は、この国はBio大国。野菜からワイン、化粧品、洗剤、動物の餌に渡るまで多種多様なBio製品が出回っている。最近は日本でも普通のスーパーで物によってはBioを併売しているが、ドイツでは圧倒的に品揃えが豊富で、価格が手頃である。そんなBio製品を専門に取り扱うのがBioスーパーなのだ。


今日はデュッセルドルフで一番大きいというBioスーパーの場所を聞いたので会社帰りに寄ってみた。すると、あるわ、あるわ、Bio製品のラインアップの豊富なこと!なんと「Haccho miso(八丁味噌)」「 Mugi miso(麦味噌)」まで見つけてしまった。たぶん、普通のスーパー並みの品揃えはあるはず。EU法の基準を満たしたものだけがBioとその証明である緑のBioマークをつけることができる。店内に陳列されている

個々の商品パッケージにそれぞれ入っているBioマークが、、まぶしいっ(笑)


30歳も過ぎると、いくら肉食の私でも、もうジャンクフードには辟易。体が気持い良いと感じるものを食べて、気持ちよく暮したくなってくるのだけれど、そんな私好みのスーパーに、今日は思わず長居をしてしまった。うーん。思いっきりはまってしまいそう。