もっとグズれの親心

(まだずいぶん先のことですが)冬と春の境目には「ひと雨ごとに春になる」と言うけれど、赤ちゃんも「ひとグズリごとに、成長する」ような気がするのは私だけだろうか。

基本的には、いつもしっかりよく食べ、機嫌も良く、ほとんどあやさなくてもベッドに置いたら、すんなり寝てくれる、手間いらずの娘が、2,3日続けて、原因不明で、ぐずることがある。すると、それが収まった後、不思議とどこかが成長している。体がぐっと大きくなっていたり、手でものが掴めるようになっていたり、腰が座ったり、、、。

この二日ばかり、また、ぐずりが続いた。今回は何だか顔つきもいつもと違っていて、なんだか胸騒ぎがしてインターネットで思わず調べたりしてしまったほどだ。
すると今朝は見違えるほど、しっかりした顔つきになり、いつもの娘の機嫌に戻っていた。そして、昨日までと違い、口の中には白い小さな歯がちらりと覗き、ハイハイができるようになり、バイバイが出来るようになったりと、三つも新しい成長を見せてくれた。

どうもヒトの成長は時間軸に正比例するのではなくて、階段のように踊り場つきで、ある時、ぎゅっと凝縮して成長しているんじゃないかと思うようになった。

ぎゅっと成長しているときは、体の中も、頭の中も、かなり忙しく働いているんだろうから、赤ちゃんもグズらなきゃやっていられないんだろうなと、仮説を立ててみる。

すると、あら不思議。「もっとぐずれ〜、もっとぐずれ〜」と思えてくる親心(笑)