House hunting無事終了!

ようやく家が決まった。。。。ニーダーカッセルにあるライン川へ徒歩二分のペントハウスに決めた。これで日光が確保できる(笑)。。。笑い事ではなくて、今回はそこそこ良い物件候補が見つかっていたので、最後の決め手は日当たりだった。日照時間の限られるドイツ冬は厳しくて陰鬱だ。そのせいでドイツにはうつ病になる人も多いし、日本人の同僚などは血液検査で日光浴不足を指摘されたと言う。

さて、デュッセルドルフ駐在さん達の住居探しは・・・

・限られた時間で物件を見て回り、決定しなくてはならない。
・不案内な土地の上に、使用言語はドイツ語だから、まずは数少ない日本人仲介業者を頼る。
・数年で日本に帰る人が殆んどなので、供給量の少ない家具付き物件が優先となる。

なんて、状況に置かれることが多い。それ故に、圧倒的に売り手市場なのではないかと前回の自分の家探しで感じていた。会社持ちなので予算的には潤沢なはずなのに、なんだかイマイチな物件ばかり紹介される。家具つきなんて、30年位前の古い家具に、色あせたほこりっぽそうな重た〜いカーテンが掛かっていたりして、なんだか悲しくなるような物件も沢山出てくる。そして仲介業者が横で呟く、「いやー家具つきになると、物件数も限られましてねぇ」。

前回の私は丁度、前任者が数ヶ月前に異動済みで不在の為、案件が山積み状態であり、家を決める目的の出張ながら、いきなり、仕事もしなくてはならなかった為、仕事優先で妥協して決めた。結果、広さは十分ながら、狭くて不便なキッチンや家の導線・レイアウトのあまりの悪さに暮らしながら、ゲッソリしてしまった。ドイツ人の友達は、我が家より低い家賃でも、ずっと快適な部屋で暮らしている。私のような日本人は良いカモだよなぁと痛感した。

今回は、その反省から、日本に居る時から出来るだけ沢山の業者に事前に声を掛けると共に、ドイツ人の友人が利用しているドイツ最大の不動産検索サイトも活用して、可能な限り沢山の物件を見て回ったり、市場価格を把握する事に努めた。更に娘と暮らす住環境という視点から、私が良く知らない地区にある興味のある物件には、後から再度、自分たちだけで行って、周囲を歩き回ったりしてみた。

その結果、単に家を探す目的だけの滞在にも関わらず、毎日ものすごーく疲れてしまったけれど、一応、納得の物件に出会うことが出来た。(まぁ、ドイツの物件は住んでみないと分からないトラブルもあるとは思うのですが。。。)最後は二つの物件を天秤にかけて、「この物件にキッチン(ドイツの物件には基本的にキッチンが付いていない!)と洗濯機つけて、この価格にしてくれたら、今日決めます!」なーんて、値切りおばちゃん的にゴリゴリ押しちゃっりもした(笑)やっぱり労を惜しんじゃ駄目なようだ。

それにしても、娘を実家に預けての一週間は、今までいつも一緒のベッタリ親子だった私にとって、かなり勇気のいる行動だったのだけれど、付いてきて本当に良かった。夫は初日の最初に見たイマイチ物件から「いいねーこれ♪」なんて、言い放ち、二日目にはいよいよ決めようとさえしましたから。。。。

娘残すのが嫌で、もし一人で送り出していたら・・・・・想像しただけで恐ろしいです、ハイ。何はともあれ、駐在準備の大きなマイルストーンの一つが無事終わった。