Dubrovnik

クロアチアのドブロクニクから戻って来ました。温暖な気候、静かなアドリア海や美しい街並み、イタリアに影響を受けた食事や独特のワインに、クロアチア最大の観光地としての徹底した配慮が加わって、これまで旅した中でもかなり上位にランクされる旅でした。
次の旅行先として、興味のある方用に、情報提供モードで書きますと。。。。。

ドブロクニクは言わずと知れた城壁の町。城壁の上に登り、ぐるりと一周しました。絶景の一言!早足で30分、ゆっくりで一時間くらいで一周できます。



城壁の上を巡るコースは有名ですが、実は登らずに内側をぐるりと一周するのも、なかなか味があります。上から見下ろしていた断崖絶壁のカフェにも城壁の内側巡りの途中では、アクセス可能ですし、

↓このカフェ。

住んでいる人たちが、やたらと洗濯物を干す光景も、なんだかエキゾチックです。

食事は基本がイタリア風で新鮮な魚介がサイコー!イカ墨リゾット、隣町のSton産の牡蠣、タコのサラダ、タイのグリルに、マグロのカルパッチョ。。。。魚介に飢えたドイツ在住者にはしびれました。。。。あと、イタリアのプロシュート的な生ハムやヤギのチーズも美味しゅうございました。
ちなみに、今回の旅行中のNo1レストランはOrhan。海岸沿いの人気のない入り江に佇む隠れ家風。オフ・シーズンとは言え、観光客が溢れるドブロクニクにあって、静かな波の音を聞きながら、入り江の景色を独占しているかのような感じで食事が出来る上に、食事もワインもとても美味しくてお勧めです。

あっ・・・・ただ、イカ墨のリゾットは、注意が必要です。

あまり美味しいからと言って、夢中で食べると・・・・・・

こんな泥棒ひげが出来ます。

また、クロアチア・ワインも、なかなかです。赤も白も作っていますが、フランスやイタリアの様に国外に流通して、どんどん馴染みやすく洗練されていったものとは違う、ワイルドな味わいです。写真は近郊のディンガッチ(文字が出ません。。。)と言う赤ワインを作っている醸造所。

今回は、子連れと言うこともあり、城壁の中の旧市街地の中にある長期滞在用のApartmanに一週間、滞在しました。景勝ポイントやレストラン&カフェがわんさかある旧市街はこじんまりとしているので、観光しながら、娘のお昼寝や突然の雨で、ちょっと部屋に戻ったり出来たので、とても便利でした。ホテルは、殆どが城壁の外にあるので、旧市街地にこだわる滞在には、ちょっと不便かもしれません。また、城壁の入り口近くから、近郊の観光名所へのエクスカーションバスも出ているので、旧市街に飽きたら、こちらで色々見て回るのも面白かったです。予約時にリクエストすれば、ちゃんとチャイルド・シートも用意してくれました。

それにしても、オフ・シーズンで閑散としているのかと思いきや、かなり観光客を集めていました、ドブロクニク。この小さな町に、聞けば、年間600万人以上が訪れるそうです。宮島なんて、全然、及びませんね。そして、大多数がドイツ人だそうで、市場のおばさんやアイスクリーム売りのお兄ちゃんまで、何故か英語ではなく、ドイツ語で話しかけてくるのには驚きました。

観光地として力をいれているせいか、クロアチア人がそういう傾向にあるのかは分かりませんが、毎日、朝一番に旧市街では、あの美しい白い石畳をモップでキレイに磨き上げているし、個々のレストランやお店の表示は中世っぽい雰囲気のするエンジ色の布にきれいに統一されていたし、(イタリアが近いというのに…笑)観光バスはマナーも良く、道もきれいに整備されていて、観光地としての完成度は高かったです。日本人も写真を撮りに来たり、絵を描きに来ていたりと、沢山見かけましたが、たしかに、日本人好みの観光地です。

最後に、夕暮れのアドリア海です。