おひょうさん

本日から大学院が一ヶ月の春休みに入りました!
最初のセメスターを振りかえると自分のペースを掴めずに
反省点が多い結果となりましたが、
教授陣の過激な批評と個性的な友人達に刺激を受ける中で、
自分の中にほんの少し「新しい自分」が芽生えてきたように思えたことは
収穫でした。

正直、初めてのプレゼンで酷評を受けた後は、「この学校、私には向いていないかも・・・。イジイジイジ・・・」とイジケタ時期もありましたが、
今は、こんな風に勉強できることがすごく楽しく、有難く思えます。サポートしてくれる家族にも、「外国人にも太っ腹な」ドイツのアカデミズムにも感謝です(もしアメリカの大学院並みの学費だったら、このご時世、チャレンジ出来てません、きっと)。

さて、お休み初日の本日、少し遠くの魚屋さんに行ってみました。
もともとサバでも欲しいな〜と思って覗いたのですが、今日は置いてないというので
カレイを所望しました・・・が、その隣に、巨大なカレイが!!
大きい上に、まるでマンボウのように縦の比重が長いのです。
これ何?と魚屋のお兄ちゃんに聞くと、「Steinheilbutt」だと言います。
そんな名前知りませんが、いつもながら「食べたことないもの」を見るとつい、手を出してみたくなる病気が出て、購入してしまいました。
この方です↓


帰宅して調べてみると、北の海で良く捕獲される「オヒョウ」という名の魚だそうです。以下引用。
<特徴>
世界最大のカレイで、日本近海では1m程度のものが多い。尾柄は細長く、尾びれが大きく、後縁は半月形。水深50〜500mの海底にすみ、タコ、魚、エビ、時には海鳥さえも大きな口でのみこむ。産卵期は5〜7月頃、200mほどの浅海に移動して産卵する。稚魚は半年ほど浮遊生活をして、体長4cmぐらいになると底生生活に移る。


きゃーーー海鳥まで食べちゃうカレイって!!
イギリスではフィッシュ&チップスに用いられるそうです。
日本では大味の為、あまり好まれないとのこと。。。。
(ちなみに、日本の回転寿司で出される「えんがわ」は、この方のえんがわだそうです)

出た・・大味の魚。ドイツで手に入れる魚はなんだか大味なのが多いです。
これまでの人生で「食べたことのないもの」に手を出して、失敗することの方が
多いのですが、何故か新しい可能性についつい掛けてしまいます。
今日の「おひょう」さんも失敗かなぁ・・・。。。

大体、こんなに大きな魚、煮魚にするにも、どう切ったらいいんだ!!