満3歳

今日は娘の三歳の誕生日でした。

お誕生日ケーキへのリクエストが、
�ケーキの上に「キティちゃん」
�たくさんの苺
�ちょっとだけブルーベリー

以上、3点ということで、母は前夜、マジパンでキティちゃんを作ったり、
スポンジケーキを焼いたりと大忙しでした。去年の反省から、今年はドイツの
生クリームの弱点を補うべく、マスカルポーネチーズを混ぜたところ、
なかなかしっかりとした滑らかなクリームになってくれました。

人生二度目のデコレーションケーキ製作の結果はこれ(ちなみに一度目は去年の娘の誕生日)。

去年よりは私のケーキ作りも少しは、ましになりましたが、まだまだスポンジケーキが「普通過ぎて、色気の無い味」だったり、ナッペ(スポンジへの生クリーム塗り)の出来が不細工だったり、課題は多いです。お菓子を食べるのは好きでも、大量のお砂糖やバターを使う「お菓子作り」はその罪悪感から、苦手なんです。デコレーションケーキを作るとすれば、年一回程度になりますが、そんな私でも年々、少しずつ成長して行きとうございます。。。

ところで、娘はと言えば、今回はようやく「誕生日の意味を理解している状態」で誕生日を迎えました。夫もロンドン出張から無理矢理、急いで帰ってきてくれて、当日午後に家族揃って、お祝いすることが出来ました。本人は何と言っても、もう年明けのころから「春になったら誕生日がくる」と、楽しみにしていたんですから。。。もちろん、ケーキも大喜びで食べてくれました。母親冥利に尽きるというものです。

2歳から3歳への一年は、言葉も大いに発達して、親子で言葉のやり取りが活発に出来るようになり、赤ちゃんから女の子に変わっていく最初の一歩を感じる楽しい時間でした。また、娘にとっては、母子ベッタリの生活から、幼稚園に通い始めると言う、大きな変化を体験した一年だった訳ですが、ドイツ語という未知の言語に囲まれながらも、幼児特有のしなやかさで、少しずつ自分の居場所を作って行った姿は、わが子ながら、まぶしく感じることも多かったです。(今では新しく入園してきた年上のお兄ちゃんに、お絵描きの場所等を自ら進んでオリエンテーションするそうですから、笑ってしまいます)

母親業、満3年を経て、つくづく思うのは、子育てにしろ、それ以外の活動にせよ、そのモチベーションの多くを娘から貰っているという事実。子供を授かる前に思い描いていた「母から子へ一方的に与えるだけの関係」では無い不思議。たとえ幼児期の一見無力に見える娘でも、大いに私を鼓舞し、影響を与えている事実に気がつく時、人間って面白いなぁとしみじみ感じます。

さて、3歳の一年はどんな成長を見せてくれるのでしょうか。楽しみです。