見事な・・・・

娘に妹が出来る話をしたのは、かれこれ2ヶ月程前のことだったでしょうか。
以来、予想以上に喜んでくれて、お腹を撫でたり、「生まれてきたら自分の大事なおもちゃをあげるからね」と、話しかけたり、チューしたり、更には私に無理をさせないようにと、抱っこされることも拒否し、「3歳児って、こんなに他者を労われるものなの?!」と、驚かせてくれた娘でしたが、今夜はやってくれました・・・・・見事なまでの赤ちゃん返り!!

「Milch(ミルク)のFlasche(瓶)頂戴!」とせがみ、「そんなの赤ちゃんが飲むものでしょ?」と否定すると、涙ぽろぽろ流して号泣。意味不明な赤ちゃん言葉を話しながら、ハイハイで移動。クッキーも「食べさせて」。一人で行ってたトイレも付き添いを要求し、挙句の果ては、脱いだ服も「赤ちゃんだから履かせて・・・」。

育児書も真っ青な、完ぺきな「赤ちゃん返り」です。その別人のような光景に、夫も唖然としておりました。

思えば、数日前から、予兆のような言動があり、気には掛けていたのですが、いやー「赤ちゃん返り」って本当に「赤ちゃん化」しちゃうんですね。

実はこの頃、急に私のお腹が成長したせいか、通学の為のデュッセルドルフ―ケルン間の移動が思いの外、体に応えてしまって、娘には「お母さんは、お腹が大きくてしんどいから、自分でやってね」と何かと協力を求めることが増えていた気がします。少しずつ変わりつつある環境に、娘も何か感じるところがあったのかもしれません。
また、最近は私と二人だと妊婦を気遣って、抱っこをせがまず、長距離でも歩いてくれるのを良いことに、ここぞとばかりに沢山歩かせ過ぎていたかも。。。良かれと思って、やっていたのですが、3歳の我慢のキャパシティを超えちゃったかな。

色々思い当たる節はあったので、今夜は徹底的に赤ちゃん扱いしてみました。するとご機嫌で、またお腹の赤ちゃんを気遣う言葉を発しながら眠りに就いてくれました。

「赤ちゃん返り」って、実際に下の子が生まれてから起きる現象だと思ってましたが、生まれる前でも、赤ちゃんを意識している子には、起きちゃうものなんですね。

しかし、いつまでも赤ちゃんで居ることは出来ない訳で、娘には、この試練は乗り越えて貰わなくちゃなりません。親としてはどうしたものか、思案中です。

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後日談;
娘は翌朝、赤ちゃんならぬ「猫」になってミャー、ミャー鳴きながら
起きてきました。「猫なので、一人でお着替えできない」と主張。
一体何なんでしょうね。訳がわかりません(笑)