夏ニモ負ケズ

無事日本に到着して半月が経過しました。
娘と二人きりでのロングフライトは、帰国時にお友達から頂いたシールブックや絵本、そして機内で配布されるオモチャなどが効果を発揮し、ぐずられることもなく、すんなり到着することが出来ました。

が、、、、帰国前に友人が教えてくれていた通り、到着後の真夏の日本は高温・高湿の「蒸し風呂」状態!長旅と時差ぼけも加わって、3歳児が環境に慣れるまでは一週間ぐらい掛かりました。

一歳で日本を離れて以来、ドイツで暮らしてきた娘には、日本語の子供向け番組がとても面白いようです。特に「にほんごであそぼ」という番組がお気に入りで、朗読される宮沢賢治金子みすゞの詩などは、暗誦して遊んでいます。先日は宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」をアレンジして、「夏ニモ負ケズ」と言って、笑っていました。

正直、私も久しぶりの日本の夏でしたので、この「夏ニモ負ケズ」は、思わず頷いちゃいましたよ。。。。

そんな日本も9月に入ってからは少しずつ秋の気配を感じるようになり、一安心。今日は私が里帰りしている間だけの期間限定ですが、日本の幼稚園に通わせて貰えることになっていた娘の初登園。ドイツと違って、制服もあり、体操服もあり、細かな持参物まできっちり規定されている日本の幼稚園です。要求されているスペックの多様な布袋や持参物を揃え、大量に買い込んだネームタグやネームシールをありとあらゆるものに取り付けていく作業は一仕事でした。いやードイツの幼稚園は楽だった(笑)
翻って、娘と言えば、新しいお道具類に囲まれて、笑顔満面。元気に登園して行きました。



今週一杯は午前中だけでお迎えに行く必要がありますが、来週からはお弁当持参になるので、私にもようやく一人の時間が出来ます。この一ヶ月、全然、手をつけられなかった学校の勉強を再開する時間が出来そうで、ほっとしています。妊娠9ヶ月に入り、だんだん活発に動けなくなってきたので、やれることは限られてきていますが。。。。

ところで、懸案だったお腹の「横子」ちゃん問題ですが、先日の診断で、「うーん、完全な逆子です」と日本での産婦人科のお医者様に言われてしまいました。ドイツでは「赤ちゃんの位置をなおす為にできることはありません」と言われていたのですが、ここは日本!先生が、「ではちょっと直してみましょう」とおっしゃって、お腹の上から要所要所を押さえて外回転術なる方法で、赤ちゃんを回転させてくださいました。足の位置の具合から、再度逆子に戻る可能性があるとは言われましたが、とりあえず、頭が下に来る状態で病院から帰宅しました。まぁ、その後、また夜におなかの中をくるくる動いている感じだったので、元に戻っている可能性大ではありますが、帝王切開をしないで済む最大限の努力をしてくださるという点では、やっぱり里帰り出産は、私にとっては正解だったのかもしれません。

私、生まれてこのかた、大きな病気も怪我もせずに生きてきました。切ったり貼ったりも無縁です。ピアスさえも開けたことない位です。そんな私が帝王切開・・・・実は、かなりびびってます。