手出ししない

今日、長女を幼稚園にお迎えに行くと、トイレの前でバスタオルの上に座ってお着替え中。
どうも朝から体調が悪そうだと思っていたのですが、間に合わず、トイレの前でお漏らししてしまったのでした。もう幼稚園でお漏らしする事なんて、去年の春の終わりくらいから無くなっていたので、少々、驚いたのですが、もっとびっくりしたのがドイツ人の先生の言葉。

「ちゃんと覚えて貰える様に、着替えも、濡れた床を拭いて片付けるのも自分でさせますから、お母さんは手出ししないで。」

バスタオルの上とは言え、冷たい廊下だし、床も濡らしてしまったし、、、可哀想なのと幼稚園に迷惑を掛けてしまったというのとで、一刻も早く収束するように、着替えを手伝い、床を拭こうと思っていたところでしたが、先に先生からストップ掛けられちゃいました。

見ていると娘は、淡々と着替えて、床もちゃんと拭いて、傍観する私のところに戻ってきました。そして一言「おしっこ我慢しちゃったからいけなかったの」

ついつい家では「駄目でしょ!」と叱りつつも、おもいっきり手伝ってました、私。
まだ3歳だから可哀想に見えるけど、もう3歳なので自分で着替えられますし、床も自分で拭けます。

自立できる子に育てるって、そういうことよね、と考えさせられた午後でした。

「勉強なんかできるより、ちゃんと自立した子になって欲しい。自分で生きて行く力を身につけて欲しい」と頭では思っているのに、実際やってる事と言ったら。。。。愛情と言う名の下に、黙って手を出さずに見守ることに耐えようとしないのは親のエゴや甘えかもしれません。

もうとっくに自立に向けた育児は始まっていたんですね。