shuffling baby疑惑

最初は座ったまま、回転する方法を身につけ、次に回転しながら徐々に目的の場所への移動をする様になった次女。その後、引き続き、座ったままの姿勢ではありますが、回転せずに腕とお尻を使って後退することを覚え、現在、前進する技術も身につけました。日々、移動のスピードを早めております。

昨日など、夫の帰りが遅いので、止む終えず、次女を一人リビングに残したまま、長女を入浴させ、急いでリビングに戻ると次女がこつ然と消えており、予想以上の移動速度にびっくりしました。しかも、名前を呼びながら、隅々迄、探せど姿はおろか、いつもは呼べば、声を立てて反応するのに、全く返事もない。。。。焦りました。隣接するキッチンや他の部屋も合わせて探しましたが、姿が見えず、、、、、少し心を落ち着けて、ゆっくり探したところ、明かりを消していたキッチンの入り口のドアの裏側に入り込んでおりました。開いたドアと壁の間に出来た、薄暗い隙間に入り込んでいたのです。そのいつもうるさい位キャーキャー呼んだり反応するのに、その日に限って無言。キョトンとした顔で焦る私を見上げたのでした。

そんなお尻移動ガールの次女。友人が「ずりばいって言うんだっけ?」と聞くので、いや、これは「ずりばい」とは言わないのだと否定しつつ、正式にはどう呼ぶのだろうかとGoogle検索してみたところ、ある言葉に出会いました。

「Shuffling baby (いざり赤ちゃん)」

まれに発達のバリエーションの一つとして見られる、寝返り、ハイハイ、つかまり立ちを嫌がり、お尻で移動する赤ちゃんの事です。歩き出すのは通常より遅く、その分、足の発達も遅れるので、走ったり、階段を下りたり、スキップしたりと、足を使う動作も遅れてしまうとの事です。

チェックする点は以下の通りなのですが、次女は全て当てはまりました。

・うつ伏せが嫌い
・寝返りをしない
・ハイハイもしない
・首のすわりは正常
・脇に手を入れて体を持ち上げても、足はM時のままで足を突っ張らない
・お座りのまま前進したり、動き回る

発達が遅れるだけで、最終的には運動能力も遜色無くなるらしいのですが、やはり、他の子達が立って歩けることで受ける事の出来る刺激を同時期に受けられないとなると、親としては切ない話です。長女もハイハイをせずにいきなり立ったタイプなので気にしないでいたのですが、にわかに心配、いや、医師の診断も無いまま、すっかり私の頭の中は「shuffling baby」確定モードに入っており、勝手に我が子を不憫がっておりました。しかし、実家の母にメールしたところ、「考え過ぎじゃない?」と、一蹴されてしまいました。

目下、3人子育てをしてきた母の勘を信じて、次女は単に足を使う事を面倒がっているのではないかという仮定の下、床に足をつける感覚を覚えさせてみようと、脇を抱え、足を補助して床に突っ張らせる動作を親の手で作り出すという訓練中です。なんとなくの思いつきでやってみたのですが、手応えありです。翌日から、床に何となく足を突っ張る様になり、日ごとに突っ張る力強さが増してきました。お尻歩きにも変化がでて、全く足の裏は使わない状態での移動だったのが、前進する際や回転する際に、片足を床につけ、足で踏ん張る事を覚えはじめたようです。毎日、どんどん出来る動作が増えて行く中、足の使い方も進化して行っているので、もしかしたら、Shuffling baby疑惑も、杞憂に終わるかもしれません。

それにしても赤ちゃんの時の「うつ伏せ」訓練って大事なんですね。後々、立って歩く為の筋肉や足の醸成の役割を担っていたとは、、、Shuffling baby疑惑によって情報収集して初めて、その重要さを知りました。次女が激しく嫌がるので、もしかしたら肺や心臓に発見されていない疾患があるから嫌がるのかもしれないと、こちらの小児科医の先生から指示されていても、あまりさせなかったのですが、今、そのツケが回って来ているような気がします。