体操教室

Waiting list入りしていた地元の体操教室に欠員が出たので、さっそく長女を連れて行ってきました。今の幼稚園に入ってからというもの、広い園庭や隣接する公園のお陰で、日々、その体育会系っぷりをエスカレートさせている長女です。これから寒くなってお外遊びが限られて来たら、体力を持て余すだろうと思っていたので、このタイミングで空きが出て本当にラッキーです。

とは言え、Turnenclubという名称以外、具体的な内容は何も知らずwww
友人の息子くんが通っている上に公営なので授業料も激安。勧められるがままに登録していました。日本のいわゆる「体操教室」はマットでの前転や後転、側転を始め、鉄棒などもあったりして、授業っぽさがあり、今後、小学校の体育の授業にも役立ちそうですが、こちらの体操教室(Turnenclub)は、申し込み時に、ちらっと覗いた限り、エンターテインメント性が全面に出て、子供達がわーわーきゃーきゃー大声出して走り回るという感じがしていました。しかし、教室の最中はドアが閉められているので、実際のところは分かりませんでした。

90分の教室です。最初に先生に預けたら、終わる直前に再び帰って来て、終了を待ちます。少し早めに到着して待っていると、閉じられたドアの向こうから女の子の泣き声がします。娘らしくない行動を意外に思いながらも「何日も前から楽しみにしていたのに、久しぶりのドイツ語オンリーの環境で、泣いちゃったのかな」と耳を澄ますと、「大丈夫よ、大丈夫よ」と慰める声が聞こえてきました。どうも慰める声の主の方が娘の様でした。

我が娘、ここでも長女キャラを発揮していたようです。。。幼稚園でも、みんなが一緒に夢中で走り回って遊んでいる時に、転んでしまった子などがいると、一人で引き返して起こして上げたり、土を払って上げたりするのを目撃する事があります。元々年下の子を可愛がったりするタイプの子ではありましたが、4歳になったからなのか、妹が出来たからなのか、そんな光景を見るにつけ、成長したなあと思います。

そんな風にドアの前で一人しみじみしていると、突然ドアが開きました。部屋の隅で持参したお水をこぼした子が居たようで、男の子がペーパータオルを取りに部屋から弾丸の様に飛び出して行きました。開け放たれたドアの向こうで見た光景がこれ(笑)



背中にゴムかプラスチックで出来た半球を載せて、スロープの上にうつ伏せになり、半球を落とさない様に気をつけながら、腕の力だけでスロープを登ります。登り終わったら、半球を籠の中に投げ入れ、今度は壁を登ります。一番上まで登ったらジャンプして飛び降りるという遊び。ムムム、キャーキャー楽しそうに走り回っているだけだとドアの向こうで思っていたら、結構な課題をこなしていたのでした。

そして、最初の子が終わった後に、先生が長女を指名。ちょっと照れくさそうにしながらも満面の笑みで挑戦。先生や他の子供達は大声で登る時のかけ声を掛けます。


日頃のお転婆ライフの成果か、安定感のある動きで、半球も落とすことなく、しっかり腕だけで登りきれました。

ちょっとしたお遊び程度と予想していたので、長袖のシャツ&ズボンで参加させたのですが、戻って来た娘は汗だく。予想以上に体力を使う様です。娘も友人の息子のJanneくんも大満足の様子。「今日は動物になったんだよ」「僕とはるかはライオンになったよ!」と楽しそうに教えてくれました。

歌を歌ったり、動物になりきって動きを真似たり、障害物競走みたいなことをしてみたり、
とっても充実していたようで、「毎日Turnenclubが良い!」と言い出す長女なのでした。