小さなWeihnachtsmarkt

今年は住んでいる地区のWeihnachtsmarktに足しげく通っています。ドイツ生活最後のアドベントと言う事もありますし、11月末に引っ越した先がmarktに近いのも理由の1つです。幼稚園のお迎え帰りにフラフラと立寄り、Glühweinを1杯引っ掛けて帰るのが密かな楽しみですwww

Altstadtなどで開かれている華やかで大規模なものとは違って、近所のMarktはこじんまりとしています。場所を取るメリー・ゴー・ラウンドなどあるはずもなく、前後に揺れる船の形の乗り物があるだけ。でも近所なので、幼稚園のお友達と待ち合わせてみたり、なんとなく足を運べば、友人達に出会うことも多く、設置されているテーブルで一緒に飲み食いして、ひとときを過ごして帰ります。うーん、このゆるーい感じがとても良い♪

去年までは、この小さなMarktには少し距離もあった上に、有名なものと違って、派手さも無く、お店も少ないし、一シーズンに1度くらいしか行かなかったのですが、皮肉なもので、ドイツで過す最後の冬になってから、この小さなWeihnachtsmarktの良さに気が付きました。

長女は上述の船の乗り物がお気に入りの様です。写真の通り、結構、高いところまで上がるので迫力があるらしいのです。(↓これ)

お友達と会えば、一緒に乗って「Wir sind Piraten!(私達、海賊よー!)」と叫んで大騒ぎ。一人で乗るときは、近くに座った子達と自己紹介し合って、一緒に楽しんでいます。
乗っている間は、下に居る私など眼中に無く、何やら隣の子供達と顔を見合わせてニコニコしています。その後、降りて来てから「前に座った子が、Klaraで6歳なんだって。となりのこは3歳だけど、恥ずかしいから名前は言わなかったよ」なんて話をしてくれます。4歳って、そんな風に親抜きの世界が広がる年頃なんだなーとしみじみ。

先日は、このmarktで、パン屋さん主催の、「たき火で棒の先に付けたパン生地を焼いて食べる」というイベントがありました。幼稚園の友達も複数やって来て、それぞれ、棒の先に付けたパンを炙り、焼きたてのおいしいパンを頬張りました。ほのぼの楽しい夕べです。

規模も小さく、きらびやかでもありませんが、地域のコミュニティーの暖かみを感じるWeihnachtsmarktです。ドイツ最後のクリスマスで気が付いたなんて!