Maomaus復活

あけましておめでとうございます。

2013年は実は我が家は、知る人ぞ知る、「波乱」「動揺」「事件」「葛藤」など、ちーーっとも穏当ではない単語で象徴されるような年だったのですが、年末年始は家族水入らずでゆっくり過す事ができました。家族全員、少しはエネルギー・チャージ出来たかもしれません。

休みを終えて、何が嬉しいって、9月の入院以来、断続的に体調を崩していた次女が、この休みで本格的に元気を取り戻したように思える事です。先日、ドイツ人の小学生のお兄ちゃんにつけられた愛称は「Maomaus(読み:まおまおす)」。そう、我が家のMaomaus、完全復活♪

ちなみにMaomausとはMao +Maus(ネズミ)の意です。ドイツでは小さな子供をKleine Maus(小さなネズミ)とか Mäuschen(ネズミちゃん)などと愛情を込めて呼んだりします。幼稚園の担任の先生に至っては「Kleine Schnecke(ちいさなカタツムリさん)」とか「Fuchs(キツネちゃん)」)なんて、子供達を呼んでいるみたいです。ネズミもカタツムリも、日本では子供を愛情込めて呼ぶ時には例えない生き物なので、文化の違いを感じます。(あ、カタツムリは、他に聞いた事が無いので、その先生の独創かもしれません。偶然、そう呼んでいるのを聞いて、思わず吹き出してしまったら、先生はバツの悪そうな顔をして笑ってましたから)

それにしても、やはり1歳前後の子供というのは、か弱き存在です。Maomausも9月の入院以降、回復するかしないかのうちに、次の病気に感染するというのを繰り返しながら、弱って行きました。もちろん、病気の間は幼稚園はお休みさせますが、私の学校もあるので、下痢や嘔吐、熱などの症状がなければ幼稚園に行ってもらっていたのがいけなかった様です。病気の症状がなくても、大事を取って数日間余計に休ませるという物理的・精神的余裕が私になかった為です。

病気の症状が無い時は夫も幼稚園の先生も普通だと思っているのですが、ドイツ語でいうところのBauchgefühl、母親の勘というものでしょうか、私自身はとても危ういものを次女に感じており、胸の奥にずっと重苦しいさを抱えていました。9月迄は静かなタイプではありますが、好奇心旺盛でよく笑う赤ちゃんだった次女が、12月には、どこか頼りなげな、神経質な感じのする別の性格に変わってしまった様に感じられて、直感として、「私は次女に何か間違った事をしている」と感じていました。原因を探して悶々とする日々。病気も続くので小児科に相談すると、思い切って2週間以上、自宅療養させてはどうかと勧められ、12月は殆ど休ませる事にしました。

とはいえ、長い時間掛けて、弱って行った心身だったようです。私が感じていた次女の「危うさ」が消えたと思えたのは年が明けてからです。

相変わらず、移動はお尻歩きが基本ですが、伝い歩きや押し車を押しての移動も出来る様になりました。お尻歩きは超高速。伝い歩きは力強くなりました。
「押し車移動、雄叫び付き」↓


誰かが何か食べていると、自分にも食べさせろと、大口を開けて迫って来ます。絵本「くだもの」などを開いては描かれた果物をつまんで口にいれる振りをし、もぐもぐ食べる真似をしてはコロコロ笑います。(この本、登場する果物が本物そっくりなのです)
くだもの (幼児絵本シリーズ)

お姉ちゃんにゴリゴリ迫って、色鉛筆の使い方を教えてもらっています。



そうそう、1歳児はそうでなくっちゃ。。全部、何気ない事ではあるのだけど、元気じゃないとしないのです。1歳児は常に遊んでいるものですが、病んでると遊び方もちょっと違いました。あーーー心配した!