とうとう風邪ひいた

夏の間は「おかしーですね、こんなにハードスケジュールこなしてるのに、妙に元気なんですよねー脳内モルヒネでも出てるんですかね〜あっはっは」といい気になっていた。

そして、ドイツは今や秋。
モスクワショーも終わったところで、少し気が緩んだのか、、とうとう風邪ひいた。先週あたりから、執拗な頭痛と悪寒がするなと思っていたのだけど、目覚めたら起き上がれなかった。

今日休んだら、明日辛いだろうなぁと思いながらも、今週の終りはボローニャ出張だし、週末はマンチェスターから友人夫妻がやってくるし、エネルギー温存の為にも、思い切って休むことにした。「初めての病欠」という奴。

異国の地の単身赴任ですから、誰も食事作っちゃくれません。
帽子を目深にかぶり、近くのスーパーにヨタヨタと買い物に行き、一人侘しく、サムゲタン風スープなど作って食べた次第です。今回の様な状態なら、ふつうはあっさりと白粥に梅干しくらいを求める自分が、鶏肉の塊を購入すること自体に、独居三十路ならではの「自力での早期回復」に向けた本能を感じました(笑)
そうして温まって、熱でウトウトしながら、夫や実家や日本の食事に思いを馳せたのでございます。これをHeimweh(ホームシック)と言うんですかねぇ。

夜になって、同僚のKarinから覚えたての日本語でメールが。

「オダイジニ。アシタ、バーベキューシマスカラ、テンキハ、ハレデス。イッショニ、イキマショウ。ガンバッテクダサイ。」

そうか、バーベキューすると天気は晴れるのか。。。でも病み上がりにバーベキューはキツイなと思いながら、それでも「ガンバリマス。。。。」と思わず呟いた。

後から本人に聞いたら、「ガンバッテクダサイ」とはGood Luck!の意味で書いたのだそうだ。

調子に乗りすぎた独居三十路に、ドイツは優しい。