赤すぐり

今日は日曜日なのに朝から雨。しとしと降り止みませんので、週末に買っておいたJohannisbeeren(日本名:赤スグリ)をお砂糖でコトコト煮込んでジャムにしました。

このJohannisbeeren、欧州ではかなり一般的な果物で、これまで訪れたいろんな国でフルーツの盛り合わせ等を頼むと、さらっと端の方に一房載っていたりします。ルビーみたいに綺麗なので、思わず手を伸ばすのですが、とっても酸っぱい。そして最後に口に残る皮の部分にエグ味があるので、一粒食べては「あぁ、もう二度と食べるのはよそう」と思ったものでした。(もしかしたら、お刺身についてくる食用菊みたいなもので、綺麗だから演出で載せられてるのでしょうか。)

そんな、あまり印象の良くない果物ですが、「酸っぱいものはジャムにすると爽やかでおいしい」と、勝手に自分の中で法則化している私としては、ジャムにすれば、かなり私好みになるのではないかと予想していました。たとえばレモンジャムみたいに。

「絶対おいしいはずよ〜」と期待しながら、房からルピー色の粒を取り除きます。粒に残っている花弁の枯れた残りを丁寧に外す作業は、意外と手間が掛るので、夫を助っ人にして二人がかりで進めます。後はお砂糖で煮込むだけ。レモン汁などは、もう十分綺麗な色だったので入れませんでした。

最後に種と皮を裏ごしして出来上がり。うん、ビンゴ!程良い酸味の効いた美味しいジャムになりました。

ただ、二人掛りで、「梅仕事」ならぬ、「赤すぐり仕事」をしたのに(大げさ?)、種と皮を裏ごししたら、半分くらい嵩が減っちゃいました。残念だったので、種と皮の部分はチョコレートを混ぜて、ペースト状にしました。食べてしまえ〜。

赤すぐりから二種。
明日のおやつに、パンケーキに添えて頂きます。うしし♪