Weiße Ostern

なんということでしょう!日本では、やれ花見だと騒いでいる時期だと言うのに、Karfreitag(聖金曜日)の今日は雪。この調子ではホワイト・クリスマスならぬ、ホワイト・イースターになるのではないでしょうか。

日本人の駐在員は、イースターの連休には遠方に旅に出る方も多いのですが、今年の我が家は3月がイベントや4月からの新生活準備で何かと忙しく、4月からも容赦なく多忙になるのが目に見えているので、一日だけ日帰りで出かけることを除いては、デュッセルドルフでのんびり溜まった用事を済ましたりすることにしています。

今日の外出はお昼に魚を食べに行っただけです。別にクリスチャンではないので、他のドイツ人達の様に聖金曜日にお魚を食べる習慣はありませんが、「今日はみんなお魚食べてるんだな」と思ったら、日本人の血がムラムラと騒いだのです。
久しぶりの魚介盛りサイコー!!


次女が抱っこをせがむので膝に置いたまま、黙々とカニを食べました。カニは人を黙らせますが、今回の場合は更に、無駄口を許さない状況です(笑)興味津々で隙あらば、お皿に手を伸ばそうとする、腰が据わっていない不安定な乳児を膝に抱いてバランスを取りながら、目の前の長女がエビの殻を剥きながらテーブルを惨状にしないように気を配り、且つ、日本の料理店の様に食べやすく切ってくれていないカニを上手に裁いて余すところなく食す。。。。。我ながら、二児の母になり、聖徳太子の領域に近づきつつありますwww
その後は、これまた久方ぶりの舌平目のソテーに舌鼓を打ちました。いやー明日への活力貰いました(笑)やっぱりお魚大好きです。

午後からは更に雪も激しさを増して来ましたので、食後にカフェでコーヒーを飲んだ後は、余りの寒さに散歩もままならず早々に帰還。

リビングの窓には降りしきる雪、雪、雪。
カーペットに転がった長女が歌う陽気なKinderlied(童謡)が、まさに今の気持ちを表していて笑っちゃいました。

Ich lieb' den Frühling,
ich lieb' den Sonnenschein.
Wann wird es endlich
mal wieder Wärner sein?
Schnee, Eis und Kälte
müssen bald vergeh'n.

Dum di di da di, Dum di di da di,
dum di di da di, dum di di da di

春が好き、いつになったら夏になるの、雪も氷も寒さもすぐになくなっちゃえ・・・と歌うこの歌の意味を果たして長女は分かって口ずさんでいるのかは不明ですが私にはぴったんこ。

この歌、有名な「I like the flowers」のドイツ版です(歌詞は違うけどメロディーは同じ)。

外は雪ですが、呑気なメロディーに癒されるイースター休暇の始まりです。